西川氏: 最近どうですか? おっさん: まぁ、ぼちぼちやな。 西川氏: ケッコン記念日が近いですね。 おっさん: まあな。 最近いろいろありすぎて 埋もれてしまいそうな勢いやけども。 これでとりあえず12年やな。 未だに仕事も安定 せんでフラフラしとるけども、何とかようここまで生き延びてきたもんや。 まだまだ これからもかましたるで。 ひゃっひゃっひゃっひゃ。 ぷぅ〜。 西川氏: (屁ぇこくなよ) おっさんは結婚 が意外と早かったですよね。 もともと結婚願望があったんですか? おっさん: ケツコンガンボーってどんな棒やねん。 ケツがガンになりそうで怖いわ、アホ! 西川氏: あのですねえ、 おっさん: うるさい! そもそもケツコンという のは、男と女という全く違う生き物が、まるでケツの左と右のように並んだところに パンツをかぶせて、まるで一つの生き物になっている様を表しとるわけや。 わかるか? パンツをはいたケツというのは、まさか左右が分かれているなんて夢にも思えないほど、 見事なまでに一体化して見えるやろ。 それがまさにケツコンや。 趣味やら味覚やらで到底歩 み寄ることのできない溝があっても、ビシッとパンツはいて一つになるわけや。 お父ちゃんと お母ちゃんが一つの布団で寝てる姿を思い出してみろ、それはまさにケツコンやがな! 二人の名字も一つに統一されて、それも一つのパンツをはくみたいなもんで、まさにケツ コンや! 挙句の果てには子供がボンボン生まれたら、何か二人のDNAみたいなんが一体化して 神秘の御ケツコンや! 西川氏: (相変わらずアホやなあ) へえ、 そうだったんですか。 おっさん: ほんま、お前はアホやなあ。 ケツコンは元々江戸時代とかまではケツ根!と書いてたんや。 それはまさにスポ根みたい なもんで、とにかく汗水だけでなく涙から血までも流して努力し、全て犠牲にしてまでも 己を鍛え上げ、そうしてようやく最後に勝利を手にするという、人生のサクセス的ストーリーなん や! すなわち、ケツ根は苦労の始まりであって、決してゴールではない。 だから 大金持ちとケツ根してヒダリウチワでゴールインなんて、もうコンセプト的に間違っとるわ けや。 ケツ根の相手というのは、共に汗水涙で流血し、犠牲を伴いながら共に成長し、 多くの困難を乗り切っていける相手でなければいかんのや。 見た感じで言えば、 二人並んだときにバランス良くどっしりとしたケツに見える相手や。 だいたい左右のバランスが悪かったら普通のパンツじゃ収まらんし、尻相撲やっても勝ったり負けたりでムラが出るし、 何しろ椅子に座った時に横に傾いてしもてラーメンも満足に食べられんわ。 そんなことで は、愛と青春のケツ根物語が感動のクライマックスを経て映画化されることもないわ! 西川氏: (ケッコンじゃなく て、もう完全にケツコンなんやな) なるほど。 ケッコンというのは、 スポーツ根性マンガみたいなものなんですね。 なるほど、だから情熱のおっさ んは早くからケツ根物語をスタートさせたというわけですね。 おっさん: アホか、それは運命というもんや。 人のケツ根物語がいつ始まるかなんて誰にもわかるもんか。 今すぐ始めたいと思っても エエ感じの片割れが居ないと始まらんがな。 だからこそ、グッドな片割れと出会ったときは そのチャンスを逃してはならんのや。 世間的にどうであろうと、経済的にどうであろう と、多少の亀裂があってもパンツをはいて、夢と希望のケツ根物語をグイッとスタートさ せるんや。 血と汗、涙と罵声を浴びながら、 泥だらけのまま転がり進んでいくんや。 そうしていつの日か勝利の女神が微笑んだら、 かまして良かったホトトギスー!と夕日に叫んでダッシングや! さあ、お前も立派なケツ根物語をかまして 来い! どりゃー! 西川氏: (ケッコンがスタートというのは わからいでもないが、もう無茶苦茶やわ) はい! わかりました! それでは行ってきまー す! さようなら! おっさん: おう! うさぎ跳びで行ってこい! 肩を脱臼しながらもピンチを抑えて、挙句の果てに再起不能になってこい! それでも、 奇跡のカムバックを果たして、メジャーリーグでチャンピオンベルトを奪うんや! ほ な毛じゃー! 西川氏: (で、結局何の話やったんやろ?)
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