西川氏: 最近どうですか? おっさん: まぁ、ぼちぼちやな。 西川氏: 忙しいそうですね。 おっさん: 当たり前やんけ! ハゲんなよ、ほん ま。 同時進行してる事がいっぱいありすぎて、たまらないのメロディーが流れてくるわ。 西川氏: (意味わからん) そうですか。 噂で聞きましたけど、出世したんですね。 おっさん: ああ、Research Scientistから Senior Research Scientistに昇格したことか。 まあな、給料がグイっと上がって良かっ たけども、まあそれはただの通過点や。 こんなもんで喜んでたってしゃーないわ。 わしはまだまだもっと先へ行くつもりやさかいにな。 目標は常により先へ定めておくこ とや。 そうすれば、日頃のなんじゃかんじゃは全て通過点。 ささっと通り越してし まうんや。 西川氏: 何だかいい加減な言い方ですね。 おっさん: アホか! 通過点ということは、 そこで止まらずに、そのままの勢いでグイグイ邁進するということや! 例えば、野球をやるならプロを目指して、プロ並みの練習を 実践するんや。 そうすれば、日頃の野球部の練習なんぞはただの通過点や。 プロになるならそれでは足りないことがわかってるんやから、練習が終わったら 「さて、本当の練習にとりかかるか」ということになる。 勉強するなら一流研究者を目 指し、大学の宿題なんか「あーじゃまくさかった。さて、それでは本当の勉強を 始めよう」となる。 お金もうけがしたいなら、自分の会社を興すことを目指して、 上司の観点からものごとを考え、学ぶべきことをしっかり学ぶ。 それだけ努力すれば 昇進したりもするが、そんなもんはただの通過点や。「え、俺出世したの? あ、そう。 じゃ、俺忙しいからこれで」ってなもんや。 そうやってはるか先の方に目標を定めて いる人間は止まらずに走り続けるんや。 だから、いつか必ずその目標に到達するんや。 わかったかハゲ! 西川氏: ハゲてませんけど、なるほどね。 わかりますよ。 おっさん: わかったんやったらお前も突き進め! こんなところでウダウダ言うてるヒマはないぞ! お前がブツブツ言うてる間にも、 地球はグルグルと回転し、冷蔵庫のチーズはカビだらけになり、大好きなアイドルは 年老いていくんや。 目の前のことに一喜一憂でアップアップしてるようでは、 小さな目標さえ達成することはできんぞ。 顔を上げて、遠くを見ろ! そうすれば足元で起こる事は皆小さな事に思えてくる。 そんなもんは さっとまたいでしまえばええんや。 さあ、行け! お前の生き様を見せてみろ! 西川氏: (まあ、忙しいときはだいたいこんな感じ や) はい! わかりました! それでは! おっさん: おう、かませよ! わしも頑張るよっ てにな! さあ、それでは今日はこれを終わらせてやるぜ! うぎょー!
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